営業の亀村です。
茨木市西河原でキッチン周りのリフォーム、お風呂・脱衣場のリフォームを並行して行わせて頂いています。
大きなお屋敷で慶応年間の建物ですから、お家は素晴らしいの一言です。
この門だって、150年位前の物で今同じものは無いそうです。その左手には、チェーンのついた潜り戸があります。
そして、その潜り戸を一歩中に入ると、火事の時のお水入れが(これ何て云うのでしょうか?)しかも「西河原」が右から「西川原村」となっています。
K様のキッチンの窓は木製建具、キッチン周りはタイル、両袖はキッチンの小物が溢れていました。壁付けの流し台までの高さはとても低く、換気扇がつけられません。
リフォーム前は窓ガラスを30cm程開けて、その開口部に縦に着けるタイプの換気扇でした。
何年か前、名前は忘れましたが京都の会社の製造で、天井付けでなくカウンター上に置いて、ダクトをキッチンユニット内部から壁外に誘引する構造のIH用レンジファンがありました。それが設置できたらと探しましたが、もう製造されていない様です。
大工の和田さんに一任しました。
窓ガラスは4枚でしたが、一枚分を壁に、3枚分を、2枚のアルミサッシにしました。敢えて壁にして換気扇をつけました。
下の画像の板を貼っている壁がそこです。
窓枠と左袖の棚が一つのフレームの様に見えてカッコいいですよね。大工さんがとっても手際よくイメージを形にしていってくれました。
大きなお家ですからこのダイニングの西側にはお母様が普段お使いになる対面キッチンがあるのです。最も場所をとっているのは中庭なので何とも羨ましい限りです。
クロス、照明器具設置で完成ですが、奥様が予想以上に大変喜んで下さり御紹介して下さったM様にもお喜び頂けるので、二重に嬉しいです。
又、同じ西河原のY様の薩摩葭を使った天井、漆喰の壁も完成に近づきつつあります。
現場に入りますと、漆喰の独特の匂いがします。海藻が入っているので磯の香りがします。一級左官技師のIさんは、何度も何度もこてムラを均しています。
光を当てながら、確認して均しています。
こちらは、明日電気屋さん・水道屋さんが入り、木曜日には、大工さんが、銭湯等にある棚を作ってくれ、終了です。
K様、Y様、共に凄く完成が楽しみです。