高知県では41度という観測史上最高気温を記録したそうです。

今年の暑さは異常です。

太陽光発電にもこの猛暑は影響を与えています。

例えば太陽光パネルの表面温度が25度の時〔5月頃)と比べ今日のような猛暑日では表面温度は70度以上となり高温に強いソーラーフロンティアのCISパネルでも約15%程度発電効率が低下します。

シリコン系の太陽光パネルの場合は更に発電効率が低下していると思われます。

お客様の多くは真夏の気温の高い時が太陽光発電にとって最も良い時期とお考えのようですが、それは誤りです。

又、冬の寒さですが太陽光発電の発電効率には大きな影響はないようです。ただ日照時間が短くなるため発電量は低下します。

サンメイトには興味深いデーターがあります。

冬場は厳しい寒さとなり、夏場はクーラー不要の涼しい希望ヶ丘と冬場は平均的な寒さで夏場は猛暑となる茨木市中心部に南一面設置〔設置条件はほぼ同じ)でのソーラーフロンティア5.4KWの一年間の発電量データーです。

希望ヶ丘の場合7901KW、茨木市中心部の場合は7431KWとなっています。

どちらも驚異的な発電量ですが、冬は極寒で雪の積る日もありますが、夏場は涼しい希望ヶ丘の方が470KWも多く発電しています。

データーを詳しく見ますとこの差は夏場の発電量であり、中間期や冬場での差は殆どないことが解りました。

太陽光発電で重要なのは年間発電量であって瞬間発電量や一日の発電量で一喜一憂する必要はありません。